浴室交換の奥深さ

投稿者:小嶋

4月初旬に浴室交換工事を行いました。

 

メーカーはTOTO。

4月13日からナフサショックで受注停止になりましたのでギリギリ。

 

それはさておき。

 

ユニットバスの入替やタイル張りのお風呂をユニットバスに交換する時、入れ替えるだけで暖かくなると思いますか?

 

答えはNO。

 

断熱気密工事をきちんと施工しないと暖かくなりません。

 

今回の現場で解説します。

 

まず、既存のユニットバスを解体した画像。

 

突然ですがクイズです。

この画像内に大きな問題がありますがどこでしょうか。

 

まず断熱材の施工方法。

間柱が見えた状態で施工していますが、防湿気密層が連続しないのでNG。

断熱材同士に隙間があり断熱欠損となっているため、NG。

 

これらの施工は図面を見ただけでは分かりません。

でもここがしっかりしていないと断熱・気密・防湿性能はかなり低くなります。

 

それに対して模範解答を。

 

 

 

裸のグラスウールを隙間なく充填して、防湿シートを施工します。

基礎断熱には防蟻断熱材を使い、基礎断熱します。

長期的に気密性能をキープするため、伸縮性の素材を吹き付けています。

この画像は解体後の間仕切り壁です。

室内の間仕切りなので断熱材は入っていません。

今回、外壁に面する2面の壁は裸の高性能グラスウールに変更したので、既存の断熱材が不要となりました。

捨てるのはもったいないので先程の間仕切りに外したグラスウールを施工しました。

 

袋入りグラスウールはこのように施工するのが正解です。

 

 

まだあります。

浴室の下が床下とつながっている場合、浴室はちっとも暖かくなりません。

 

このように浴室交換にはたくさんの断熱気密ポイントがあり、それらを考慮しない施工ではいくら新しいユニットバスを採用しても暖かくなりませんのでご注意を。

WRITER

常務取締役・設計

小嶋 Kojima

一級建築士

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