12坪の心地よい暮らし、完成します

投稿者:小嶋

ちょうど1年前にプレゼンした松本市のリノベ【くらし箱】がいよいよ完成します。

工事は窓リノベ補助金と信州健康ゼロエネ住宅の補助金にエントリーするために2期に分けての施工。

まずは窓を先に交換し、4月からリノベ開始しました。

 

リノベのキモはやっぱりライブです。

どういうことかというと、事前に床下や天井裏を確認するのですが、解体してみないと分からないことが多々あり、解体した途端に現場で方針を決定しなければならないことが多々あるからです。

 

その時にこれまでの知識、経験をフルに動員し、その場でどんどん方針決定していきます。

 

ベテランほどたくさんの抽斗を持っているので、私たちはその知見を社内で共有し、施工品質の安定を図っています。

さらに大工ももちろん耐震や断熱気密の納まりに通じています。

さらにさらに水道屋さんや電気屋さんも。

 

このようなチームが一体となって高性能な本質改善型リノベがカタチとなるわけです。

 

それでは今回の工事の流れを見ていきましょう。

まずは解体。

 

解体が終わり、床の構成をどうするのが最適か現場で確認します。

この現場では当初大引きを残す予定でしたが、材料がねじれていたため交換としました。

大工と監督と設計、それに解体屋さんと打ち合わせします。

耐震補強に効果的な場所を見極め、補強します。

 

柱を抜く必要があるところは梁を補強します。

このお宅は在来浴室からユニットバスにリフォームされていましたが、壁のブロックはそのままでした。

左側が外壁ですが無断熱のため、めちゃくちゃ寒いです。

今回は内側に断熱できるスペースがなかったので、ブロックを壊しました。

このあたり、そのままスルーするか壊してしっかり断熱するか、会社によってだいぶ考え方が違うと思います。

 

私たちは高断熱住宅専門店なので、このあたりは見逃しません。

床断熱は大引間105mmをまず施工します。

さらに根太間90mm。合計195mmの床断熱となり、床の底冷えを防ぎます。

その後、床合板を施工し、天井下地、壁下地と進めます。

この順序で施工しながら気密を確保していきます。

 

壁は「内付加断熱」という工法を選択しています。

既存の壁は触らず、内側に新たに下地を組むことで壁の垂直をきちんと出せることと断熱材の厚さを自由に設定できるのがメリットです。

電気配線も仕事がスムーズです。

 

この現場では既存の壁から150mm離したところに壁下地を作り、そこにグラスウールをブローイングします。

ブローイングは裏まで断熱材が回るので、今回のケースには非常に相性が良い工法です。

 

断熱工事が終われば、あとの造作はお客様との打ち合わせ通り進めます。

この住まいではオーナーが作った素敵な本棚を造作家具として組み込んでいます。

本棚の裏は畳小上がり+ソファという構成。

窓側にはカウンターを設けて景色を楽しみながら暮らします。

 

いつも通り、このようにいろんな居場所をつくります。

寝室もいい感じに仕上がってきましたが、よく分からないですよね(笑)

 

残りは現地で体感してください。

 

ところで、建築には家具が重要といつもお伝えしていますが、この住まいにはH610のダイニングテーブルが納品されます。

椅子もそれに合わせてSH(シートハイ)が低いものが納品されますので、そちらも大きな見どころです。

 

普通のダイニングテーブル(H700)と普通のダイニングチェア(SH430程度)では身長が160cm以下の方ではかかとが床から浮いてしまうケースが多いので椅子に府深く座ることが出来ず、しっかり寛げません。

一方で身長が185cmくらいまでならSHが低い椅子でも普通に寛いで座れます。

 

テーブルと椅子を選ぶときはぜひ身長の低い方に合わせていただけると皆快適に過ごせると思いますよ。

 

建築は体感。

エントリ―お待ちしております。

 

 

 

 

WRITER

常務取締役・設計

小嶋 Kojima

一級建築士

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