detail
- 所在地
- 佐久市
- 家族構成
- 3人(夫婦+子ども1)
- 築年数
- 36年
- 延床面積
- Q値
- 4.86W/㎡K → 0.93W/㎡K
- Ua値
- 1.48W/㎡K → 0.25W/㎡K
- 暖房負荷
- 243.4kwh/㎡ → 30.3kwh/㎡
- 冷房負荷
- 10.5kwh/㎡ → 6.2kwh/㎡
- 冷暖房
- エアコン
gallery

「これからの人生、暖かい家で過ごしたい」
Yさんが住まいをリノベーションするのは、今回が初めてではありません。
まだ二十代のころに購入した中古住宅。入居前に改修工事をしましたが、それでも毎冬の室内の寒さに辟易としていたと振り返ります。「冬の朝は室温が-1℃になることもありました。2階が子ども部屋なんですけど、子どもたち、寒そうに布団から顔だけ出して眠っていて……子育てを終えて、残りの人生、こんな寒い思いをして暮らすのは嫌だなって思ったんです」
築年数が経っているため、当初は建て替えかリノベーションか迷っていたそう。ところがしなのいえ工房の新築住宅を見学した際、スタッフから「リノベーションでも暖かい環境はつくれる」と聞いて心が動いたといいます。
「しなのいえ工房のスタッフの方が、とても温かく接してくれたのが印象的でした。親切だし、相談した時のアドバイスも的確で。予算に不安があったのですが、ライフプランシミュレーションで一緒に資金計画を考えてくれたので安心できました」
こうして、住み慣れた家の「二度目のリノベーション・プロジェクト」がスタートしました。

解体で「新しい暮らし」が見えてきた
『浅間と蓼科がつながる家』のリノベーションプランは、
・室内が暖かい
・洗濯や料理などの家事がスムーズにできる
・人目を気にせずにくつろげる
といった要望を軸に、コンパクトなキッチン&ダイニングとゆったりしたリビング、機能的な水回りと大容量のウォークインクローゼット、ワークスペースを備えた寝室という、Yさん一家が日常を過ごす空間を軸に計画されました。
断熱改修もメインの居住スペースとなる一階部分のみ実施。階段入口に断熱ドアを設けることで、非断熱空間の二階へ熱が逃げてしまうのを防止しました。
当初はキッチンカウンターの真横にダイニングテーブルを置く予定でしたが、解体工事を進めるとリビングが想定より広くできることが判明。「お気に入りの丸テーブルをゆったり据えて、家族みんなで食事がしたい」というYさんのリクエストをもとに、広くなったスペースを新たなダイニングへ変更しました。
「解体が進むごとに、計画時にはイメージできなかった新しい暮らし方が見えてきて。スタッフさんは大変だったと思うのですが、いろいろ『こうしたら使いやすいんじゃないか、面白いんじゃないか』と提案してくれました。ありがたかったし、臨機応変に変化していく工事にワクワクしました」。


憧れだった「暖かい木の住まい」を手に入れて
リノベーションが完了して二か月後、ご家族に住み心地を伺いました。
冷え性で、工事前の家では一年中靴下をはいていたYさんも、今はすっかり素足での生活。断熱性能が 1.48W/㎡K → 0.25W/㎡K(断熱等級6)と大きく向上したことに加え、「木を使った内装に憧れていたので、この足ざわりが気持ちよくて」と、天然の木の感触を楽しんでいるそう。
「この家にいると、疲れが癒されるんです。夕方になると『早く家に帰りたいな~』って思うし、朝の出勤前は『こんなに快適な家、離れがたい……』と思っちゃう(笑)。同じ家に二度も改修なんてやりすぎじゃないかと思いましたが、本当にやってよかったと満足しています」
性能向上で暮らしの「質」を根本から変える、しなのいえリノベーション。
ご家族のインタビュー動画をYoutubeで公開中です。こちらのリンクからぜひご覧ください。



