detail
- 所在地
- 長野市
- 家族構成
- 6人(祖父+夫婦+子ども3人)
- 築年数
- 41年
- 延床面積
- 131.11㎡(39.7坪)
- 上部構造評点
- 0.42 → 1.17
- Q値
- 8.41W/㎡K → 1.38W/㎡K
- Ua値
- 2.43W/㎡K → 0.33W/㎡K
- 暖房負荷
- 421.0kWh/㎡ → 50.77kWh/㎡
- 冷房負荷
- 33.0kWh/㎡ → 13.44kWh/㎡
- 冷暖房
- エアコン
gallery
あたたかさが満ちる家
M邸はMさんの奥様の実家です。60代を迎えた一人暮らしのお父様が入退院を繰り返したのをきっかけに、同居を決意。 中学校時代の同級生で実家が近いご主人も同意見で、築40年の実家を建て替えるか、リノベーションをするか、検討を重ねました。
3 人の子どもたちが学期内に転校するのを避けたかったこと、父の体の負担を少しでも軽くしたいこと、3 年前に設備を入れ替えたばかりの水周りを生かしたいこと、そして6 人家族が快適に暮らせる環境が予算内で整うことなど、さまざまな条件を満たす結論として、しなのいえ工房でのリノベーションを選びました。
奥様のお兄さん宅の新築と3年前のリフォームを、しなのいえ工房に依頼していたことから、技術に信頼が置けたこと、希望を率直に伝えやすいことも決定の理由でした。
このタイミングでの同居には、大切な意味がありました。
「父が元気なうちに一緒に暮らし始め、家族の一体感を育てておきたかったんです。何か起きてからの同居では、父も私たちもお互いに遠慮しがちになりますし、子どもたちも戸惑うでしょうから」
今では、3 人の子どもたちはおじいちゃんと大の仲よしに。一緒に遊んだり相談ごとを気兼ねなくできる大切な家族になりました。
6 人が集えるリビングがその舞台です。また、以前のままのたたずまいを残した和室も、遊んだり勉強したりする大切なスペース。
「昔の家はプライバシーが全然なくて、私には〝帰りたくない家〞でした」と明かす奥様にとって、今回のリノベーションは「子どもたちが帰って来たい実家をつくる」という大きな目的もありました。
「ただ、2階を4部屋に区切り子供部屋をつくることで、子どもたちが引きこもってしまわないか内心不安でしたね。でも取り越し苦労でした。
子どもたちは人の気配がある1階が大好きで、いつもリビングか和室で過ごしています。 たしかに、この1 階の空気がなんともあたたかいんです」と、Mさんはうれしそうです。
リノベーションは、建物そのものの暖かさに加え、家族の絆というあたたかな贈り物をもたらしてくれました。 リノベーションにあたり、しなのいえ工房が重視しているのは「目に見えない心地よさ」。 地盤の調査と並行し、耐震性能を診断したうえで、安心を将来まで保証する耐震改修を徹底します。そのうえで、外壁、天井、床下を断熱。古い家にありがちな冬の寒さ、夏の暑さから解放され、快適で、健康的、そして省エネルギーな住まいに刷新します。 高耐久木材を用いたナチュラルな外観もポイントです。