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- 所在地
- 小布施町
- 家族構成
- 夫婦+柴犬
- 延床面積
- 104.1㎡(31.50坪)
- 施工面積
- 104.1㎡(31.50坪)
- Ua値
- 0.34W/㎡K
- 冷暖房
- エアコン
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築30年の日本家屋を、シンプルモダンな木の空間にフルリノベーション


「リノベーションの前は、この建物と渡り廊下でつながった母屋があったんです。今までも同じ場所に窓があったんだけど、母屋の陰になっていたから庭や外の景色なんて気にも留めていませんでした。工事が終わったら見える景色ががらっと変わっていて……ずっと住んでいる場所なのにすごく新鮮」。オーナーのK様夫妻はそう言ってほほ笑みます。
築50年超の母屋と築30年の離れからなるK邸は、三世代の暮らしがにぎやかに営まれていました。けれど時が経ってご両親を介護の末に見送り、お子さんが成長して独立してからは、K様と奥様の二人暮らしに。使わない部屋が増えたとはいえ、昔ながらの日本家屋は、建具や畳の維持管理に手間もお金もかかります。
「年を取ったらとてもやりきれない。母屋と離れを取り壊して、将来を見据えた小さな家に建て替えるつもりでした」


「性能向上リノベーション」という選択肢


建て替えの依頼先を探すなかで目に留まったのが、隣の高山村でしなのいえリノベーションが手掛けた古民家ハーフリノベーション『ゆったり庵』の見学会でした。
「無垢の床に白い壁の内装が、すごく爽やかでモダンな印象でした。もとからメーカーの既製品ばかりの家はちょっと違うなぁ……と思っていたのですが、キッチンや洗面室・収納も造作で仕上げているのを見て、私が住みたい家、これだわ!って」
一目見てデザインを気に入ったという奥様。いっぽうK様も、古民家とは思えないほど快適な室内に、しなのいえリノベーションの断熱性能の高さを実感したそう。こういう家が建てられるならとスタッフに事情を相談したところ、思いもよらぬ提案が返ってきたといいます。
建て替えよりもコストを抑えて、新築同等の住み心地に


しなのいえリノベーションのスタッフから提案されたのは、築30年の離れのフルリノベーション。
離れの間取りは4LDKと二人暮らしには十分で、キッチンや水回りもある。予算内で建物をまるごと断熱し、木の家にできるという回答に、ご夫妻は驚きながらも建て替えからリノベーションへ、家づくりの舵を切ったのでした。
新居に対するご夫妻の要望は
・障子や畳、砂壁といった日本家屋らしい内装は、手入れが大変なので使わないこと
・年齢を重ねても自立して生活できるように、家事動線は短く、室内をスッキリさせること
・仕事や趣味のできる個室をそれぞれに設けること
・木のあたたかみを感じられるインテリアにすること
設計期間中のことを、奥様はこう振り返ってくれました。
「見学したおうちのテイストがとても好みだったので、私たちの家はどんなふうになるんだろう?ってとてもワクワクしてました。趣味でインテリア雑貨や食器を集めていたので、ちょっと飾れるところがあったら嬉しいな…なんてお伝えしたり。スタッフの方もいろいろアイデアを出してくれて、洗面スペースの設えとか、細かな部分も『こんな色やデザインがお好きだと思います』って。そうそう!よくわかってる~って、嬉しくなっちゃいました」
K様邸の工事期間は約3か月。建物全体の断熱、旧和室・広縁などの間仕切り撤去、住設機器の入れ替えと内装の改修が行われ、築30年の建物はすっかり生まれ変わりました。


生まれ変わった住まい、楽しみが増えた暮らし
工事完了から約1年。ご夫妻の日常は、以前と比べて大きく変わったといいます。
まずは断熱性能が向上したため、冷暖房費が大きくダウン。以前は調理や給湯のほかにガス暖房も使用していましたが、今はエアコン2台で家全体を一定の温度に保てるため、ガスの検針員さんに「急に使用料が減ったけど、何かありました⁉」と心配されたほど。室内で暑い、寒いという不快感を感じなくなったといいます。
また母屋が解体され、不要な間仕切りを取り払ったことで窓から見える景色が大きく変化。トリプルガラス+樹脂サッシの大開口は真冬でも窓辺がヒヤッとしないので、いつでも外の景色が楽しめるようになりました。
キッチンとダイニングテーブルは一列に並べて、配膳や食器の片付けが数歩の移動で済むように。キッチンの対面はカウンターになっていて、二人で会話を楽しみながら料理することも増えたそうです。
リビングの一角は畳の小上がりスペースを設えました。腰掛けてカウンターデスクで作業をしたり、ごろんと横になってくつろいだり、お子さんが帰省してきたら布団を敷いて寝室にも。「リノベーションが済んだら、なぜか子どもたちがせっせと帰省してくるようになりました。泊まる日数も以前より多いんですよ」と笑顔のK様。
奥様もお友達を招いてゆっくりおしゃべりをする機会が増えたといいます。「集めていた器に庭の花をちょこっと活けたり、しまっていた小物を季節に合わせて飾ったり。家の中で、楽しいなと感じる時間が増えましたね」
建て替えではなくリノベーションを選択した結果、予算内でここまで大きく暮らし心地が変わったことについてご夫妻は「提案されたときは驚きましたが、住んでみて納得。年齢を重ねても安心して暮らせる家になりました」と話してくださいました。












