見学会に参加しなければいけない理由

投稿者:小嶋

リノベを考えているなら、見学会にはぜひ参加してください。

なぜか?

つくり手のポリシーが分かるから。

 

どういう温熱環境にしたいのか、それはなぜか。

これが体感出来るからです。

 

私たちプロはどの地域であればどれくらいの断熱性能で、どの窓を使うとどういう環境になるのか分かっている。

それを元に仕様を決めているわけです。

 

その上で、同じ温熱環境で皆さんとつくり手が感じる温度に違いがあったとしたらどうでしょう。

 

見学者「ちょっと寒く感じるのですが・・・」

つくり手「そうですか?私は全然寒くないと思いますよ」

このような受け答えをいただいた時点で、このつくり手に依頼するのをやめる方は多いのではないでしょうか。

依頼する前であればいいですよね。

 

これがもし出来上がった後の会話だとするとどうでしょう。。。

 

ぞっとしませんか?

 

 

価値観はデザインだけでなく、温熱環境にもあるのです。

 

 

それは数値ではない。

 

 

では見学会で温熱環境を体感するコツは?

 

答えは「長居すること」

 

 

特にこれから寒くなりますが、

寒い外から室内に入ると、それはそれは暖かい。

当たり前ですよね。

 

なので、長時間(1時間程度)その空間で過ごして

寒いと感じないかどうかを見極めることが大切。

 

そのうえで感想をつくり手と共有し価値観が似ていれば、パートナーとして一緒に仕事を進められるのではないでしょうか。

 

ただし、皆さんが思う瞬間的な快適(快感)と暮らしの中での快適には違いがあります。

温熱的には何も感じないことがエクセレントだからです。

 

また、居間・寝室・脱衣室など部屋ごとで理想の温度が変わります。

居間などじっとしている場所は22℃くらいがいい。

トイレや脱衣など服を脱ぐところも同様です。

 

一方、寝室は19℃くらいがいい。

暖かすぎると、布団をはいでしまうから。

すると熟睡出来ない。いい睡眠にならないんですね。

ということで、体感と共有を行うため、見学会にはご参加ください。

 

 

 

WRITER

常務取締役・設計

小嶋 Kojima

一級建築士

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